
天空のリリー (一迅社文庫)
評価:★★★★★
思わぬところで★5作品に出会えた。
読む前はとある飛行士シリーズのような空戦が読みどころな話かと思っていたけれど、戦闘機連隊へ入るべく訓練をする中で仲間との信頼関係を築いていく青春物語。
最終目的が飛行機乗りになること、そしてその先に待ち構えているのは戦争ということでただの青春物語とは違い若干引き締まっている感じ。
リリーがエレーナと打ち解けていく過程、そしてカティヤ、イーナとの四人部屋で過ごすうち、だんだんと一つのチームになっていく様がとても素敵。
「これが仲間だよ!」と何度も叫びながら読んでいた(笑
2巻が出るとしたら戦争という現実に触れなければいけなくなりそうなので、このまま終わりでいい。
ところで、作品の紹介がミスリードな気がするので軽く触れておく。
個人的には最高にツボったので何も言うことは無いんだけれど、他の人の評価を見ているともっとシビアな空戦を期待させてしまっているように見える。
確かにそれを求めて読んでしまうと物足りなさはあるだろうな、ということは想像に難くない。
裏表紙や帯にある紹介文が平和な青春物語であることをきちんと伝えてくれる内容だったらよかったのになと思う。
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