
灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)
評価:★★★★★
前回に引き続き、メイン以外の猛者達が描かれていて大満足。
信ずるに足る指揮官の為になら、死をも恐れぬ高揚感。
優秀な指揮官が集団を統率した時の一体感。
戦局の移り変わりと同調する軍勢の士気。
そして極めつけは、集団が共通の理想のために命を賭して戦うその様。
主役だけではなく両軍ともに十分な数の将を登場させ、まさに世界規模のスケールで物語を描いているのは素晴らしいと思う。
18、19巻があるお陰で「シャナを中心とした小さな範囲」から、もっと外側である「紅世の徒、フレイムヘイズの在る世界」へハッキリと成長を遂げている。
シャナ達の戦いに主眼が置かれているが、それは全体の一部でしかなく、それ以外にも数多の戦いがあることで世界は広がる。
確固たる世界が確立している作品は、その世界観に魅了されたファンによって更に拡張されていく。
そういう土台を作ってこそだと思うし、そういう広がり方をする作品が大好きなのでこの傾向はとても嬉しい。
少し話が大きくなりすぎたので19巻の話に戻そう。
フレイムヘイズ兵団の後詰めはマージョリーと四神くらいしか思い浮かばないけれど、大丈夫なんだろうか。
ここまで描いたのだから、軍勢vs軍勢でケリをつけてほしいところ。
シャナ達の戦いが、あくまで紅世の徒vsフレイムヘイズの極一部を描いているに過ぎない18、19巻は個人的に神巻。
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