
とらドラ〈10!〉 (電撃文庫)
評価:★★★★☆
ネタバレ注意。
~読書メーターに書いた感想より~
「田村くん」の人の新作かーと読み始めて、気がついたらもう3年…。
ジャンル分けするとラブコメになるんだろうけど、描かれている人間関係や葛藤は他のラブコメにはない濃度。
10巻は、泰子の家出付近がどん底でそのあとはぐんぐん上昇していった。
大河とその母親の和解?に触れられていないのが心残り。
まぁ何はともあれとても楽しかった。
ゆゆこ先生ありがとう!
読み終わってから感想を書くのが随分遅くなってしまった…。
ということで、ついにとらドラシリーズ完結。
他のラブコメとは一線を画す、ゆゆこ先生らしさの出た作品だったと思う。
まるでキャラ自体がそれを演じているかのような役割分担。
その時その時に起こるイベントが、ラブコメにありがちな次に繋がる要素の薄い単発モノでなく、きちんと前へ進んでいる感覚。
10巻は泰子家出付近で「これはもしやBADまでいかなくても、完全ハッピーエンドとはいかないのか…」と恐怖したものだけど、実家との折り合いもついた頃から色々と上昇していってよかった。
あれだけ頑なに大河を転校させようとしていた母親が何故退学届けをすぐに撤回したのか、という大河sideのストーリーにほとんど触れられていないのが心残り。
竜児と大河が再会するには双方の問題解決が必須と思っていただけに、片方が簡単な事後報告で済まされちゃったのは何だかな。
自身の問題を解決した竜児が大河実家に乗り込むイベントとかがあるともっと熱かったかなーっていう。
まぁそれでも満足できる内容だったので、読了後は「ついに終わった…!」という何とも言われぬ感慨みたいなのを抱いてしばし余韻に浸った。
あとがきからすると、まだ短編が出そうな雰囲気なので明るめのやつが出るのを期待。
そして新シリーズにも期待!
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