
神様のメモ帳 (電撃文庫)
評価:★★★★★
~読書メーターに書いた感想より~
サブキャラが皆いいキャラ過ぎる…。
さよピアの直巳と同じく、周りのNEET共にナルミがぼそっと突っ込むところが楽しい。
ナルミと彩夏の時間がそこまで描かれていなかったのが救いで、あれがもう少し描かれていたら鬱方向にもっと傾いていたと思う。
ちょうどいいバランスだった。
アリスとヴィクトリカが被って仕方がなかった。
でもしばらくすると、饒舌で多少感情豊かでNEETな方がアリスだと把握。
高校の生ける伝説テツ先輩、母性本能を擽ることにかけては右に出る者無しの”ヒモの天才”ヒロさん、ミリオタの少佐、組をまとめる頭でありながらもいじられキャラな四代目。
脇役キャラがどれも皆素晴らしい。
アイスが美味しいラーメン屋の裏に集まる暖かくておもしろいNEET集団。
そんな脇役達のノリに初めは戸惑いつつも、徐々に突っ込み役がらしくなる主人公。
そんなキャラ達のやりとりがシュールでおもしろい。
特にPC操作の「神業だ」「高度過ぎて何をやってるのか全然わからねえ」あたりには噴いた。
でもこの話はおもしろいことばかりではなくて、むしろ背景には常にどんよりとした空気が漂っている。
街に蔓延る謎のドラッグ”エンジェル・フィックス”
エンジェル・フィックスに振り回され、本当なら起こらなくてもいいはずだった悲劇が起こる。
やるせない、切ない成分が背景にはたっぷりあるけれど、”仲間”が主人公を、そして読者を包んで少しでもその成分を軽減してくれているといった感じ。
“さよピア”でも切なさと同時に救いがあったように、今回の救いは”仲間”
そのほとんどがNETTではあるけれど…(笑
評価は☆4なものの、正確には4.5くらい。
0.5は自分の好きな雰囲気なので、それによるもの。
ちょっと甘めにつければ☆5でもいいくらい。
読み終わった後に、ちょっとの切なさと暖かさが同時に感じられるところが癖になる。
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